我愛尓《うぉーあいにー》
□私の素敵なスーパーマン
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「それじゃあ今から凛ちゃんのストーカー撃退大作戦の会議を始める」
「近藤さん違いやすぜィ、ストーカーホイホイ大作戦でさァ」
「作戦名とかどーでもいいんだよ。あー、これよりストーカー撲滅大合戦の会議を始める」
『大作戦どころか合戦なんですけど。戦なんですけど』
てか土方さんも作戦名つけてるし
なんなの?面白がってるの?
真面目にやらないなら部屋に帰っていいですか
「甘いぞ凛ちゃん!ここはもう戦場だ!気を抜いたら負けてしまうぞ!!!!」
『そうですね、近藤さんたちのおかしな脳内には白旗振りたくなりますね』
覗きが現れた翌日
近藤さん、土方さん、総悟、凛の4人で近藤さんの部屋に集まり、ストーカーについて話し合っている
「心当たりとか無いのか?」
『心当たり?』
「例えば最近誰かに告白されたとか…」
『うーんそうですねぇ…』
「凛に告白なんてそんなことありえやせん」
『み゛ゃっ!』
土方さんにそんなことを聞かれて考えていると、横から総悟が抱きついてきて話に入ってきた
「どうしてそう言い切れるんだ」
「凛に近寄るような馬鹿な奴ァ、俺が裏で排除してますからねィ」
『…はっ?』
「昨日もザキのヤローが凛にプリンあげようとしてたから俺がボコって食っときやした」
『それ私が山崎さんに買って来てって頼んだやつ!!!!』
だから山崎さん今日会ったときミイラ男みたいになってたのか…ごめんね、今度から自分で買いに行くよ
『総悟…あんた山崎さんになんて事してくれてんのよ』
「凛に見合うのは俺しかいやせん」
『いや、答えになってないし。しかもその自信は一体どこから…』
「まぁとりあえず好意を持った男の線はありやせん」
「じゃあ好意を寄せている男の線は外れたな」
じゃあ一体誰が私を…?
4人で頭を悩ましていると不意に襖をノックする音が聞こえた
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