我愛尓《うぉーあいにー》
□隠してきたもの
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とある日、私は総悟と一緒にかぶき町の見回りをしていた
真面目に見回りをした帰りに総悟が
「ケーキを買って帰りたい」そう言ったので
珍しい事もあるんだな、と思いながらもそれに付き合った
すると総悟がポツリ「いけね、マヨネーズ
トッピングしてもらうの忘れた」言ったので
ホントに何言ってのこの人、とか思いながら歩いているとドンッと総悟が人にぶつかった
珍しい事言ってるからぶつかるんだ
そう思ってそのまま歩いていると隣にいたはずの総悟が居なくなった
『え…?』
驚いて振り返ると刃物で刺され、真っ赤な
血を流しながら後ろへゆっくりと倒れている総悟がいた
『そ、総悟っ!!!』
私は急いで駆け寄ろうとすると
総悟は華麗にバク転し、一人の少女の首に
足を絡めて少女の頭を地面に擦り付けた
『ちょ、何してんのよォォォォ!』
少女は泡を吹いて失神してしまった
「オイ、どうしてくれるんでい
ケーキがメチャクチャじゃねーか、せっかくタバスコブチ込んでバカどもに食わそうと思ったのに」
そういって総悟は自分の胸に刺さっていた
刀を抜き、刀が刺さっていたであろうタバスコを取り出した
さっきのは血じゃなくてタバスコだったのか
『…総悟、女の子もメチャクチャになんだけど』
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