sss

□あぁ、神様
1ページ/1ページ




ここはとても静かで


聞こえるのは君の寝息だけ


(ほんとは規則的な機械音も)




窓からはそよそよと風が入ってきて


真っ白なカーテンが揺れる




いつになったら君は起きるのかな


もう随分と待ってんだけど


そうやって俺を困らせるの


好きだったもんね、お前は


いくらなんでも度が過ぎてるでしょ




俺の目から零れた透明の雫


あれ、俺泣いてんのか


みみっちくなったもんだよ





(「結婚しよ」)





お前に大事なこと言わなきゃなんないのに


お前が起きてなくちゃどうしようもないじゃん


ニノちゃんの重大発表聞かないで


このまま一生寝てるなんて駄目だよ?


お前はこれを聞く義務があるんだから




なんて思ってたら


ゆっくりと君の目が開いた


医者は奇跡的にならって言ってたけど


奇跡起きちゃったね


(なんたって世界のニノちゃんだもん)




俺とお前の目が合う


絶対幸せにするって誓うよ


百年先も、ね




「結婚し・・・」







































「どちら様ですか?」























あぁ、神様
(これはあまりにも酷すぎじゃないですか)

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ