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□筆頭の時間(幸せな刻の小十郎視点ver)
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しばらくして政宗様が城に戻られた。

『お帰りなさいませ、政宗様』

『おぅ、小十郎。なんか変わったことはあったか?』

『いえ、特に何も』

『そうか、ならいい』

政宗様が自室に向かって歩き出す。

……ん、甘い匂い?

『政宗様、何か食べてこられましたか?』

政宗様は甘い物はお好きではなかったハズ……。

『いや、何にも食ってねぇぜ?
でも、少し腹は減った。何か軽くつまめるもん用意してくれ』

『かしこまりました』

やはり気のせいか。

何かを作ろうと俺は台所へと向かった。
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