■...書

□child vision -俺たちはfamily-[藻]
3ページ/4ページ



ナミ、ウソップ、ロビンがニヤニヤしてる中、とうとう事件が起きた。


豪華な夕食の時間。
ロビンの回復を願って、
2階の部屋でご飯を食べることにした時の事。


テキパキと準備するサンジに向かって

「母さぁん!!皿取ってくれぇ〜」

ゾロが言う。

「はいよ〜」

普段通りに返事をするサンジ。


「ん?サンジはゾロの母さんなのか?」

さすがのルフィでも、不思議に思ってゾロに問いただした。


「あー…言葉のアヤだ。気にすんな。」

ウソップ、ナミ、ロビンは肩を震わせて、
なんとか笑いを堪えてた。
ゾロは若干頬を赤く染め焦っている。


更に事件は続く…

いつもはサンジの横でご飯を食べるチョッパーだが、
今日はゾロの横でご飯を食べている。
いつもは隣にいるサンジが
チョッパーの更に振り分けてあげるのだが、
隣にいるゾロは、自分だけの分をとって食べていた。


「ちょっと、父さん!!
自分ばっか食ってねーでチョッパーにも取り分………」

サンジは「あぁ!!」と少し声をもらしながら、
顔を真っ赤にさせていた。
サンジが真っ赤な顔になっているのにも気づかず、ゾロとチョっパーは話続けた。

「すまんな、チョッパー。」

「大丈夫だよ!!父さん!!」

チョッパーも皆がいるのに、
二人につられて元気に父さんって呼んでいた。




「も、限界…」


ナミが腹を抱えてとうとう笑ってしまった。

「私も…」

「俺も…」

ロビンもウソップもつられて、
2階の部屋は一斉に笑いの渦へと化した。
何も分かってないルフィは頭に?を浮かべている。


「もう、隠さなくていいじゃない!!みんな知ってるわよ!!」


ナミがゾロとサンジに向かって言った。
ゾロもサンジも顔が茹で蛸みたいに真っ赤に染まっている。
己の羞恥と笑われたことに…。


それからというもの。
ゾロとサンジに話しかけるたびに
「お父さん」
「お母さん」
と呼ばれるゾロとサンジでした。



もう、ヲワっとけ!!
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ