■...書
□神様…どうか……[藻]
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―カヤ。
元気にしているか?
俺は勇敢なる海の戦士に
なるために
日々頑張っている。
「締め切りまであと少しよ!!!」
「ちょっと!!手休めないでよ!!時間が無いんだから!!!!」
神様…どうか……
―俺は今。
ソロナというペンネームで
マンガを描かされてい…
いや、描いています。
うん。
まぁ…
BLの…
「ちょっとウソップ!!誰に向かって話してるの?今回は“剣士xコックシリーズ”の大作なんだからね!!!」
何を隠そう、俺達ルフィ海賊団の剣士のゾロとコックのサンジの事を書いた本なんだが…
「それにしても、こんなに人気が出るとは思わなかったわ。案外なんでもやってみるものね。」
ロビン…
オレァびっくりしたぜ?
人間見た目じゃ何もわからねぇもんだな…
「でっしょー!!需要があるのよ!!需要が!!!
このままいけば、これだけで大金持ちになれるわ!!!」
ナミ…
目的は金か?
それとも、
単なる趣味なのか?
「なぁ…今更だけど。こんな事してもいいのか?いつかあいつらにばれるんじゃないか?」
同じオトコとして…
やっぱりばれたら嫌じゃないのか?
うん。
俺としてはカヤとやりたいわけで…
いや、
カヤは今いい。
それより、ゾロとサンジだよ。
「いいのよ!!あいつらが見せつけてくるんだから!!!」
あぁ…
それもそうだったな…
所かまわずキスをして、盛ったら所かまわず仲良くするからな。
あの19歳'sはどうかしてるぜ…
「それにしても、絵描きさんが居てくれて良かったわ。私達が書く小説だけじゃなんだか物足りなくて…」
「そうね!!!ウソップ、本当にありがとう!!!」
「本当感謝してるわ」
俺の絵を評価してくれるのは物凄く嬉しい。
が、なんというか…
その…
物凄くフクザツだ。