■...書

□Der Bär des Waldes [藻]
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ある日の森の中。
少年は散歩に出かけていました。
琥珀色の髪、ぐるりと丸まった眉毛。
少年なのにもかかわらず、煙草を吸っていました。
少年が言うには「大人に見えるから」だそうです。
日本での未成年の喫煙は禁止されています。
間違っても真似する事はいけません。。
早く大人になりたいこの少年はサンジといいます。




Der Bär des Waldes






天気もよく花も咲き乱れ、暖かい風が心地よい散歩日和。
サンジはトコトコ散歩をしていました。
空を見上げながら歩いていると、目の前に熊?が現れました。

体は緑色の毛で覆われ、緑色の腹巻もしている。
耳には3つのピアスもしている変わった熊でした。

「てめぇは熊か?」

「熊だ。」

「ふーん。」

「ゾロだ。」

突然名を名乗られたが、全く興味の無いサンジはそのままスルーして森の奥へと進みました。
ちょっと歩いてから後ろを見ると、熊が後ろから付いてくるではありませんか。
サンジは気味悪がって走り出しました。

「おい、待て!!!!」

「熊に待てと言われて待つ馬鹿が何処に居るんだよ!!!」

サンジは必死に逃げました。
しかし、熊は一向に諦める気がありません。
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