BLEACH

□星の多い夜だった〜一護side〜
1ページ/9ページ

「えーまだしてないの!?」
「うそだろっお前ら付き合ってどんだけ経ってると思ってんだよ!!」


本匠と啓吾の声が教室にこだまする

あいにくもうHR終わりで俺たちしか残ってはいなかったが


「余計なお世話だっつの!!」

「ほんとヘタレよね〜一護って」
ため息をつき呆れたように言うタツキ

「うふふ。じゃあ姫のファーストキッスはあたしが‥」

ごふっ

タツキのアッパー入りました


「でもまさかまだだったとはね…」
水色が意味深に言う

心の中でヘタレと笑ってんのはわかってんぞ!


「井上さんは不満じゃないの?
黒崎が何もしなくて」
石田テメェ井上のことすきなくせによく話に入ってくるよな


「えー?あたしは黒崎くんの彼女なだけでうれしいよ」

こ、こいつはまた恥ずかしいことをサラッと言うな


「…井上さん」
「…織姫」
「…姫」
彼女の満面の笑みにやられる俺の友人たち


「今度の花火大会一緒に行くんでしょ?」

「…そのつもりだけど」
「よーしじゃあそのときにキスしちゃお!」


「ふぇ!?!?」
「なっ!?!?」


「な、なんだよそれっ勝手に決めんなよ!」

「こーゆうきっかけでもないかぎり前に進めないわよ、あんたたち」
タツキが井上の肩に手を置いて言った

「だからほっといてくれって」


「キャー覗きたーい!」

「覗いたら浅野さん、わかってます?」
「啓吾、敬語怖ーい」

一同シーン
教室ってこんな寒かったっけか

「……………ふっ」
と水色

「鼻で笑うのだけは止めてくれる?ねぇ!?」

「反応があるだけまだマシよ」
本匠もそう言う
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ