BLEACH

□星の多い夜だった〜織姫side〜
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「えーまだしてないの!?」
「うそだろっお前ら付き合ってどんだけ経ってると思ってんだよ!!」


千鶴ちゃんと浅野くんの声が教室にこだまする

もうHRが終わった後なので教室に残っているのはあたしたちだけだった


「余計なお世話だっつの!!」
黒崎くんが大声で反論する


「ほんとヘタレよね〜一護って」
とタツキちゃん

「うふふ。じゃあ姫のファーストキッスはあたしが‥」

ごふっ

タツキちゃんのツッコミ入りました
千鶴ちゃんだいじょうぶかな‥


「でもまさかまだだったとはね…」
と小島くんが神妙な声で言う

「井上さんは不満じゃないの?
黒崎が何もしなくて」
突然石田くんに話を振られてびっくりする


「えー?あたしは黒崎くんの彼女なだけでうれしいよ」
あたしは笑顔で純粋に今の気持ちを伝えた


「…井上さん」
「…織姫」
「…姫」
みんながこっちを見て呟く
浅野くんと千鶴ちゃんは何故か涙目のような‥


「今度の花火大会一緒に行くんでしょ?」

「…そのつもりだけど」
と黒崎くん

「よーしじゃあそのときにキスしちゃお!」
タツキちゃんが大声で言った


「ふぇ!?!?」
「なっ!?!?」

ドサッ
鞄に入れようとした数学の参考書を取り落とす


「な、なんだよそれっ勝手に決めんなよ!」
「こーゆうきっかけでもないかぎり前に進めないわよ、あんたたち」
タツキちゃんがあたしの肩に手を置いて言った

「だからほっといてくれって」
顔を紅らめて黒崎くんが言う
あたしも紅いんだろうなぁ


「キャー覗きたーい!」

「覗いたら浅野さん、わかってます?」
「啓吾、敬語怖ーい」

一同シーン
ん?今のはけっこううまい…ような
でも笑える雰囲気じゃないなぁ

「……………ふっ」
と水色くん

「鼻で笑うのだけは止めてくれる?ねぇ!?」

「反応があるだけまだマシよ」
タツキちゃんもそう言う
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