BLEACH

□溢れたきもち〜ルキアside〜
1ページ/1ページ

最近、恋次が優しい


激務が続いた夜に
「大丈夫か?」
「あんまムリすんじゃねぇよ」
と抱きしめ背中を優しく叩かれた

トクン




昨日も知った恋次のぬくもり
目の前には引き締まった身体
「ルキア…」
優しくそう言ってキスをしてくる

ドクン




私はイスの上に膝をかかえて座り、恋次のことを考えていた


恋次のことを考えると胸がぎゅうっとなる

「う〜〜」
驚きだ
自分はこんなにも恋次に惚れている



チャッピーのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめる
「れんじぃ」

気持ちが溢れ、思わず呼んでしまう


「……………」
ふと横に気配を感じた

「……⁉れ、恋次‼」
そこには呼んだ張本人が目を丸くして立っていた

「あ、あのこれは…その」

し、しまった
こんなとこ聞かれるなんて

そっぽを向く恋次
「違うんだ!待ってくれ…」



「恋次が最近優しいから、その恋次のこと考えてて…ちょっと」

「き、気持ち悪いよな、すまー」
「冗談だろ」
「え?」
そう言った恋次の顔は真っ赤だった

「泣きそうなほど嬉しい」
「!!」



「来いよ」
「?」
腕を掴まれる


はぁーーっとため息のような深呼吸のような息をはく恋次


「けど悪いな、今日は優しくできそうにねぇ」
「なっ⁉」
真っ赤な顔を手で隠しながら、余裕がなさそうにそう言う


そんな表情にもドキッとするくらい

あぁ
やっぱり私は惚れてるんだ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ