ポケットモンスターSPECIAL

□mine
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「ん?なんかついてっぞ」

ゴールドが私の腕を指す
言われて見ると、腕にキラキラ光る星のシールがついていた

「あ、今日塾の子にあげたシールだわ」

私は左の人差し指でシールを取る

「ほんとお前すきだよな〜星ついてるやつってお前のものっつー感じ」
私のイヤリング、側にあるモンスターボールに視線を動かすゴールド


私のもの……


宙に浮いていた左手を動かして
ぺた、と彼の手の甲にシールを貼る

「へ?」
驚いてる、あたしは普段こんないたずらはしないから


「じゃあ…ゴールドにつけたらわ、私のもの…になった、りするのかなぁって…」
こんなこと言うの私らしくない


ゴールドに久しぶりに会ったから?
今までが寂しくて、今が嬉しい
それが理由で甘えてしまったのかもしれない


ゴールドを見れば目がまんまるになっていて
「ひゃあっ」
並んで座っていたソファーに押し倒された


さっきの表情とはうってかわって、嬉しさがにじみ出ている笑顔
「かわいいことしてくれんじゃん!」
「ちょ、ちょっと危ない!」
急に近くなった距離に顔がほてる


「星なんかつけなくたって、とっくに俺はお前のもんだけど?」
「う、うん…」

近い距離がもっと近くなって
久しぶりのキスを交わす


そのままゴールドは頭をずらして首に吸い付いてきた
「ゴ、ゴールド!?」

見るとそこには紅いキスマーク

「じゃ、これは俺のものっつーしるし」
にかっと太陽みたいな笑顔でそう言う


「ちょ、ちょっとここじゃ服着ても隠せないじゃない!」
「よくあるこった、気にすんな!」
「よくないーー!!」
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