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□+silver soul
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初めての夜

土方×銀時

「銀時、そろそろ良いんじゃないか?」
土方は真剣に銀時を見た。
二人は団子屋にいた。
「ん?何の事だ?俺は団子にもうマヨネーズをかけなくていいと思う。そろそろいいと思う。つか止めろ」
土方は自分の団子を眺めた。団子の皿にマヨネーズがのっている。
「…いや、もう少し…」
「で、何がそろそろなんだ?そういや十四郎、そろそろ病院行った方が良い。肺癌になるぞ」
土方は隣にある灰皿を眺めた。灰皿にぎっしりと吸殻が収めてある。
「此の程度序の口だ」
「…で、なんだ?」
土方はわざとらしく空を見上げた。
「付き合い初めてもう一月だろ?」
「そうだっけ?」
「テメェ覚えてねぇのかよ!…で…そのヤらないか?」
銀時は土方を眺めた。
「何やんだよ」
土方は銀時を見て溜め息をついた。
「sex」
銀時は顔を赤らめた。
「は、恥ずかしげもなくんな破廉恥な単語口にすんじゃねぇよ!」
「言わせたのはテメェだろ」
「sexか…」
「まぁ聞いたけどお前に拒否権ねぇしな」
「ぅおい!」

二人は宿に入っていった。
「ぉぃ、十四郎…慣れてるのか?此処」
銀時は小声で聞いた。
「…まあ。昔は女と来たもんだ。今はテメェがいるから来ないが。…久し振りだ」
「ふぅん」
銀時は黙って土方を見た。嫉妬している自分が分かった。

「初めてってやっぱ痛いのか?」
「知らねぇよ。テメェ女ともヤったことねぇのか?」
「ちげーよ。女なんか選り取り見取だっての」
「そうかよ。バックバージンは俺が…ってことか」
「…テメェなら…良い」
土方は銀時にキスをした。噛みつく様な荒いキスは銀時を快楽に導く。
「誘ってんのか?ぁ?」
「うるせ…」
土方は舌で着物の上から銀時の突起を舐める。銀時はもどかしい気持ちに喘いでいた。
「ゃ…ぁ…」
徐々に服を脱がせていく。綺麗な肌が暗い部屋に浮かんで見える。
土方は銀時のものを舐める。舐める前から刺激で濡れていた。土方は銀時の白濁の液を指に絡ませ、銀時の窪みに指を入れ、慣らしていく。
「…痛くねぇか?」
土方は快楽に耐える低い声で銀時に尋ねた。
「ん…ひ…ぁ…」
指をゆっくりと名残惜しそうに抜いた。
「ぁあ…」
「…入れても良いか?」
「……ん…」
土方のものをゆっくりと銀時の表情に気にかけながら入れていく。
「痛くない…か…?」
「って…んぁ…」
銀時は我慢するように目の端に涙を溜めていたが、頷いた。
土方が腰を動かす度に銀時は声を漏らした。
ついに二人は快楽の絶頂に達した。


「…正直痛かった」
宿で土方の腕の中で目をさましたとき銀時はそう言った。
「次からは大丈夫だ」
「…そうかよ」
銀時は土方に軽くキスをした。
「またやろうな」




*銀さんと土方さんの初めての夜でした(笑)
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