キリリク

□耀佐様へ誕生日祝いSS
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【おめでとうと言わせて】

(玲央視点)


「言いたきゃ勝手に言え」

「玲央?何か言った〜?」


テスト期間に入るため部活は無し。
しかし、そこはマネージャー、選手(馬鹿)たちみたいには暇じゃない。


「こういう時くらいしか部室の大掃除なんてできないから」

「くそダリィ。掃いたら終わる」
「了解♪」


笑う暁から少し視線をずらせば、チラチラとこちらをしきりに気にしているヘタレ。

態度に出過ぎていて欝陶しい


「視界に入れるだけで俺の目が腐れる」
「はい?あぁ、天国ね。ずっとああなんだけど、どうしたんだろ?」


訂正されることも無くなったか
ため息を一つついて用具を片付ける。

まったく


「暁、帰りは変態に送ってもらえよ。俺は用事があるから先帰るし」
「変態って;大丈夫大丈夫一人で帰るから」
「とりあえず、どうにかしろ」
「犬飼」


猿を指差す犬に観念したらしい暁の背を押して、猿に渡す。
変態でも変質者よりはましだろ

「「違いは何処!?」」

「門限は8時だから。一分でもオーバーしたら火焙りな」
「死ぬからっ!!」


まぁ菌は火に弱いからなぁ

騒ぐ二人を置いて部室を出た


楽しめよ?暁

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