『慎吾…っ助けてぇ…!!』
「な、ど、どうした?!何かあったのか!!」
『し、死んじゃう…!』
「家にいるのか?!」
『う…んッ…早く…!』
「待ってろ!すぐ行くから!」
声をしぼりだすような感じで、息をすることすら苦しそうだった。
一体アイツの身に何があったんだ…!!
「慎吾〜死んじゃう〜!」
「…ただの腹痛じゃねぇか。」
心配して損したぞ。何の為に寒い中走って来たと思ってんだ。
「…ごめんね慎吾、でも会いたかった。…それじゃ駄目?」
“会いたかった”。
その一言で許してしまう俺はやっぱり甘いのでしょうか。
「…会いたいって言ってくれれば、すぐに飛んで来るのにな。」
「うん…、ありがと…。」
「嘘つくの禁止な?心臓止まるかと思った…。」
お騒がせハニー
(そんなとこも愛しいんだぜ!)