小説(リボーン)連載

□お見舞いU
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「それは本当ですかリボーンさん!!」
 
獄寺は思わず叫んだ。
敬愛する十代目こと沢田綱吉が風邪をひいたと聞いたからだ。
 
「本当だぞ。現に今日ツナは学校来てねーだろ」
 
そう言うリボーンは医者の格好をしている。
ツナの風邪と関連させたかったのだろうか。
 
 
「んで、ツナは大丈夫なのか?」
 
心配そうに尋ねてくるのは同じクラスの山本。
 
「あぁ。熱は多少あるが、問題ねーぞ。きっとヴァリアー戦の疲れがたまってたんだろうな」
 
はぁ〜、ととりあえず安心する2人。
 
 
 
「んじゃあ、帰りに見舞いに行ってもいいか?美味い寿司持ってくからよ」
 
「いいぞ」
 
即答するリボーン。
 
「リボーンさん!!自分も行かせて下さい!!」
 
「………そういやぁ病人にはキャビアがいいんだったよな」
 
「ふがっ?!」
 
「どうする獄寺」
 
「ほ…他のもの…リンゴとか…」
 
「ほぉ…。自称ツナの右腕ともあろう奴がキャビアごときも持ってこられないか…」
 
――――ここで負けては右腕が…いやいや男がすたる。
 
 
「…………必ず持参致します…」
 
 
冷や汗を流しながらそう言うと、獄寺は残りの授業もほっぽって何処かへ行ってしまった。
 
 
 
 
「今夜は美味いもんが沢山食えそうだな」
 
ニッと、周りにわからぬ程度に笑うリボーンだった。
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