気まぐれ小話2

□5年の約束
1ページ/1ページ

 
「隼人〜、甘えた〜いっ」
 
「………はぁ?!」
 
「だから、今日は王子が甘えるの」
 
「……って、まるで俺がいつもテメェに甘えてるみてぇじゃねーか」
 
「そうだよ?隼人はツンデレになる事によって俺に甘えてんの」
 
「はぁ?!何だソレ?!第一、ツンデレなんかじゃねーし」
 
「そーゆートコがそうなんだよ〜」
 
「……意味わかんねぇ。大体、何なんだ急に」
 
 
「隼人、今日はね、天才が生まれた日なんだ」
 
 
「………って事はテメェの誕生日か」
 
 
「正〜解っ」
 
「んで?」
 
「祝ってv」
 
「自分で言うな。何も用意してねぇぞ」
 
「だから甘えさせて?」
 
「断る」
 
「何で――っ?!俺今日誕生日なのにっ」
 
「だからって何でも許されると思うな」
 
「………じゃあ何してくれる?」
 
「……何か買ってきてやる」
 
「ヤダ。物はいらないよ〜俺王子だからなんでも買えるし♪」
 
 
「…これもいらないか?」
 
「……指輪?」
 
「俺が5年間ずっとし続けてきたやつだ。まぁ、物はいらないんだったよな」
 
「いる!!それ頂戴!!」
 
「はいよ」
 
「ボロボロ…」
 
「なっ……嫌だったら返しやがれ!!」
 
「違うっ、隼人の生きてきた証だもん。〜〜ありがと隼人〜!!」
 
「ちょっ……抱きつくな!!」
 
「超嬉しい!!一生大切にする!!」
 
「………まぁ、そんなんで済むならそれでいいけどよ…」
 
 
 
「んじゃ、5年後にまた返すねv」
 
 
「はぁ?」
 
 
「5年間俺が使ったらまた5年間隼人が使うの。良くない?」
 
「一体何の意味が……」
 
「何回交換出来るかなぁ…楽しみだね、隼人v」
 
「………ま、そーゆーのもいいかもなぁ。…忘れんじゃねーぞ」
 
「そっちこそ」
 
「忘れるかよ。1番大切にしてたモンだからな」
 
「それをくれたんだ?」
 
「っ!!……いや、そろそろ古くなってきたし……」
 
「照れなくていいよ隼人♪超可愛いv」
 
「〜〜5年後、だからな!!」
 
「うん♪」
 
「それと…」
 
「ん?」
 
 
 
「………おめでとう」
 
 
「うん、ありがと隼人v」
 
 
 
 
願わくば、それが何回でも続きますように………
 
 
 
 
 
 
 
 
 
〜後書き?〜
誕生日おめでとう、ベル!!
てなわけで急いでベル獄を…。
ジャンフェスの帰りにふしふし打ってます。
疲れてるんで文章とか脈絡がめちゃくちゃかもしれませんが、愛だけはあります!!
こんなやり取りがあったら萌える。
2007.12.22

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ