気まぐれ小話2
□5年の約束
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「隼人〜、甘えた〜いっ」
「………はぁ?!」
「だから、今日は王子が甘えるの」
「……って、まるで俺がいつもテメェに甘えてるみてぇじゃねーか」
「そうだよ?隼人はツンデレになる事によって俺に甘えてんの」
「はぁ?!何だソレ?!第一、ツンデレなんかじゃねーし」
「そーゆートコがそうなんだよ〜」
「……意味わかんねぇ。大体、何なんだ急に」
「隼人、今日はね、天才が生まれた日なんだ」
「………って事はテメェの誕生日か」
「正〜解っ」
「んで?」
「祝ってv」
「自分で言うな。何も用意してねぇぞ」
「だから甘えさせて?」
「断る」
「何で――っ?!俺今日誕生日なのにっ」
「だからって何でも許されると思うな」
「………じゃあ何してくれる?」
「……何か買ってきてやる」
「ヤダ。物はいらないよ〜俺王子だからなんでも買えるし♪」
「…これもいらないか?」
「……指輪?」
「俺が5年間ずっとし続けてきたやつだ。まぁ、物はいらないんだったよな」
「いる!!それ頂戴!!」
「はいよ」
「ボロボロ…」
「なっ……嫌だったら返しやがれ!!」
「違うっ、隼人の生きてきた証だもん。〜〜ありがと隼人〜!!」
「ちょっ……抱きつくな!!」
「超嬉しい!!一生大切にする!!」
「………まぁ、そんなんで済むならそれでいいけどよ…」
「んじゃ、5年後にまた返すねv」
「はぁ?」
「5年間俺が使ったらまた5年間隼人が使うの。良くない?」
「一体何の意味が……」
「何回交換出来るかなぁ…楽しみだね、隼人v」
「………ま、そーゆーのもいいかもなぁ。…忘れんじゃねーぞ」
「そっちこそ」
「忘れるかよ。1番大切にしてたモンだからな」
「それをくれたんだ?」
「っ!!……いや、そろそろ古くなってきたし……」
「照れなくていいよ隼人♪超可愛いv」
「〜〜5年後、だからな!!」
「うん♪」
「それと…」
「ん?」
「………おめでとう」
「うん、ありがと隼人v」
願わくば、それが何回でも続きますように………
〜後書き?〜
誕生日おめでとう、ベル!!
てなわけで急いでベル獄を…。
ジャンフェスの帰りにふしふし打ってます。
疲れてるんで文章とか脈絡がめちゃくちゃかもしれませんが、愛だけはあります!!
こんなやり取りがあったら萌える。
2007.12.22