小説(リボーン)連載

□遊園地Z
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お次はペンギン舎へ。
 
 
「ザンザス、見て見てっ」
 
ツナがハイテンションで駆け回る。
ペンギン舎はわりと大きくて、スペースを存分に使っていた。
足元がガラスな足元ビューなどもある。
 
「あ、あれ可愛いっ。やっぱりヨタヨタ歩いてるのって可愛いよね〜」
 
ザンザスを連れ回して可愛いペンギンを堪能するツナ。
一方ザンザスは、引っ張られるがままだった。
 
「あ、これオウサマペンギンって言うんだ〜。こっちはフンボルトペンギン…こっちはえっと……ジェンツーペンギン…?初めて聞いたなぁ」
 
どうやらペンギンが好きらしく、今までにないくらい楽しそうにはしゃぐツナ。
そんな様子を見れば、まぁいいかと思ってしまうザンザスだった。
 
 
 
みんなもそれぞれペンギンを楽しんでいた。
 
 
「隼人〜、これ欲しい」
 
「はぁ?ふざけんな、騒ぎになっから盗るんじゃねーぞ」
 
ベルが嬉々として見ているのは、有名なオウサマペンギン。
他の種類に比べ毛並みが綺麗で、その色も黒と白のコントラストがよく映えている。
そしてすらっとしていて、単純だが1番美しく上品だった。
 
「これ王子にピッタリじゃん」
 
「テメェはあのガチョウでも………って、はぁ?!ガチョウ?!何でこんなトコに?!」
 
獄寺の見る先には、ガチョウの行列が歩いていた。
スタッフを先頭に、行儀よくガチョウが散歩している。
 
 
「あれは昼過ぎから開催されている有名なガチョウの散歩だぞ」
 
ひょこっとリボーンが現れてそう説明した。
ベルはガチョウには大して興味もないらしくすぐにペンギンを見に戻り、獄寺は「あんな脳みその小さい鳥でもちゃんと列に並べんだな〜」などと妙に関心するのだった。
 
 
 
 
そんな中、ルッスーリアと了平は一足先に向かいのふれあい動物村に来ていた。
ペンギンを見終わった者達も徐々に集まってくる。
 
 
「こっ…これは……極限に小さいな!!」
 
「そうよ〜っ、可愛いわね〜。ほら、このヒヨコとかウサギ♪ふわふわよっ」
 
浮かれているルッスーリアとは対照的に、今までとはまた違った動物に戸惑う了平。
しかもフェンスの中に入って触ったり抱っこしたり出来る場なので、さらに焦る。
力任せに掴んでしまってはこの小動物達を痛めつけてしまうかもしれないと、少し不安なのだ。
 
だがそこはルッスーリア。
優しくウサギの抱き方などを教えて、一緒に楽しんでいた。
 
 
 
そこの広場で2人でぶらぶらとしていたリボーンとマーモン。
そこへ一般の客が。
 
「きゃ〜、この赤ん坊達可愛い〜っ」
 
小動物と一緒に可愛がられるアルコバレーノ2人だった。
 
 
 
 
 
 
→後書き
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