小説(リボーン)連載
□最愛の君へU
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「ボ〜ス〜v」
そう言って部屋に入ってきたカスもといルッスーリアを思わず蹴り飛ばしそうになった。
いや、そうしようかと思った。
だが今日はそれすらも面倒だった。
何でこんな日に仕事が休みなのか・・・。
綱吉はいないし出掛ける気にもならないし。
まぁ、出掛けるのは止められていたのだが。
そんな自分とは違って、目の前のルッスーリアはやけに嬉しそうだ。
いつもの3倍はくねくねしている。正直言っていつもの3倍以上にキモい。
「ボスボス♪ちょっと上の角の部屋に来てほしいのv」
「めんどくせぇ。用があんならここで言え」
「そんなこと言っていいのぉ〜?ツナちゃんが待ってるわよ〜v」
「・・・・・・っ何?!」
綱吉だと?
「早く早く♪みんな首を長くして待ってるわよ〜」
「みんな・・・?」
まぁとにかく、綱吉がいるというなら行くしかない。
というかいつの間にこの建物に・・・?いつもなら真っ先に自分の所へ来るのに。
とりあえずいろいろ考えても仕方がないと判断したのか、ザンザスはおとなしくルッスーリアの後に続くのだった。