気まぐれ小話

□自由な籠の鳥
1ページ/1ページ


最初は体が好みだったの
 
筋肉質で、でもマッチョすぎないその体
 
 
正直一目惚れだったわ
 
 
 
 
 
でもね
 
闘ってみて思ったの
 
 
 
あぁ、真っ直ぐだわ、って
 
 
 
 
今まで暗殺ばかりこなしてきたから、こんなに正々堂々と闘う機会なんて滅多になかった
 
だからとても楽しかったの
 
 
負けちゃったけれど
 
 
出来ればお持ち帰りしたかったわ
 
 
 
 
 
でも今は
 
こうして貴方の側にいられる
 
 
 
ねぇ
 
こんなに嬉しかった事なんて
 
今までなかったのよ
 
 
 
 
 
いつの間にか
 
体だけじゃなく貴方の全てが好きになってた
 
その真っ直ぐな所も
 
お人好しな所も
 
ちょっとおバカな所も
 
全部全部、愛しくて仕方がないのよ
 
 
 
 
 
貴方はもう
 
 
籠の鳥
 
 
 
 
私からは逃げられない
 
 
 
いいえ
 
逃がさない
 
 
 
 
 
 
ヴァリアーに入って良かった事といえば
 
 
そうね
 
 
 
貴方と出会えた事かしら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ねぇ了ちゃん♪ムエタイ、教えてあげましょうか」
 
「なんだと?!俺はボクシング一筋だ!!ムタイエなどやらん!!」
 
「ムエタイなんだけど……まぁいいわ。そう言うと思ったv」
 
「…?」
 
「だって私は――……」
 
 
 
 
 
貴方のそのマイペースで真っ直ぐな所に惚れたんだから
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
〜後書きみたいな…ι〜
初めての単独ルス了。
オカマ口調難しい。(“オカマくちょう”ね。なんか“オカマロ”って読めなくもないから…←どーでもいい)
今は仲良く一緒にいるっつー都合のいい設定。
あれ?でも10年後って…立ち読みした本誌で……?(これ以上はネタバレだから!!私もよくわからないけど)
後はリボマモかぁ…宣言した中でだと…。
ルス了は、了平がド天然だから書きやすいかも♪
2007.9.10

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ