気まぐれ小話

□僕のご主人様
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こんにちは。
いきなりですが、ピカチュウです。
今日は僕のご主人様についてお話ししようと思います。
 
ご主人様の名前はサトシ。
マサラタウン出身です。
 
 
僕達の出会いは最悪でした。
僕は最初、誰も信じられずご主人様のサトシに向かって放電ばかりしていました。
そんな僕達が仲良くなったのは、サトシが僕を必死に守ってくれた時です。
大量のオニドリルを前に、まだ小さな体を精一杯広げて僕をかばってくれました。
僕はそれに答えるべく、ありったけの力を込めて10万ボルトを放ちました。
それからはご承知の通り、どんなペアにも負けないくらいの絆が出来ました。
 
しかし問題は、サトシが可愛い事です。
そりゃあもう、ものすごく可愛いんです。
いつも真っ直ぐで熱くて、何事にも一生懸命で、少し天然で表情豊かです。
だからライバルはごまんといます。
 
まずはあのオーキド博士の孫だというシゲル。
すっかりサトシのライバル気取りでいます。
しかも何かとサトシにちょっかいを出してきます。
どこからどう見ても、好きな子を苛めるただのガキです。
 
それからリザードン。
こいつは1番厄介です。
いざというとき呼ばれてはサトシの言う事も聞かずに好き勝手やり、でもサトシは健気にも必死でリザードンと心を通わせようとします。
あんな奴、放っておけばいいのに。
問題なのはここからです。
最近、リザードンはサトシの言う事をなんとなく聞くようになったのです。
そして何だかスキンシップが激しくなった気がします。
その途中、こちらを見て勝ち誇ったように笑いました。
これはもう本物です。
間違いありません。
でもこいつは本当にたまにしか出て来ないのでまぁ大目に見ています。
 
あとのポケモン達は、純粋にサトシが大好きでなついている程度なので、多少嫉妬しながらもなんとか堪えてます。
1番サトシと仲が良くて一緒にいるのは僕ですから。
 
ちょっとした対戦相手なら例え狙われてもすぐ離れて行きます。
しかしシゲル、こいつだけは切っても切れない何かがあるようです。
ですが今のところはサトシも、シゲルの事は嫌な奴としか見ていないようなので良しとします。
 
とりあえずこれからの僕の使命は、サトシの身を守り、サトシともっと仲良くなる事。
幸い可愛いポケモンに生まれてきたので、可愛さを存分にアピールしていこうと思います。
 
 
なんだかサトシの可愛さというよりはライバルの話になってしまいました。
でも、今のこのサトシのあどけない寝顔は、僕だけのものです。
 
それではみなさん、おやすみなさい。
 
 
 
 
 
 
〜後書き…?〜
…なんだろう。
ピカサト?っていうの?
ってかサトシ総受けって感じか。
自分の日記読み返してたら、いつかポケモン書こうってあったから書いてみた。
ピカチュウの口調って何だよ?!わかんない!!
しかもポケモン2とかよく知らないんで、結構前に見たのと映画を思い出しながら書きました。
これは別に擬人化ではないですね…たぶん。
2007.9.28

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