Long novel
□僕と君と温もりとT
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「・・・・・・トラ、・・・ノ・・・・トラ・・・・ノイトラ!」
「ん・・・アッ・・・・イテェ・・ッ!!」
ようやく起きたか・・・
まったく、心配するだろう。
朝、僕が起きた時にはまだ隣りにノイトラのぬくもりがあって、その寝顔を眺めながら体を起こした。
まだノイトラは寝かせておいてやろうと、一人ベッドを後にしたその時。
ドンッ・・・!!
と、大きな音がしたから慌ててベッドを見てみたら、ノイトラがベッドから落ちて、どこにぶつけたんだか知らないが、頭から出血してたんだから。
そりゃ、心配するだろう?
「痛いに決まっているだろう。ほら、頭から血がでているんだよ。まったく、ベッドが落ちて怪我をするなんて注意力が無さ過ぎなんだ・・・・」
ノイトラの、痛みに倒れかかった体を起こしながらそこまでしゃべって、突然胸倉を掴まれる。
「ノ、ノイトラ?!」
「誰だテメェ。」
「は・・・・?」
何を言ってるんだノイトラは。
変な冗談か・・・寝ぼけてるのか?
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