Long novel

□僕と君と温もりとT
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そしてもっと接吻を深くしようとしたその時。

「ふっ・・・ん・・痛ッ・・・!!」

急に唇に痛みが走る。
その痛みに思わず僕は唇を離した。

唇にそっと触れて、その手をみればそこには紅い血がついていた。

「ッ・・・何するんだよ。」
「それはこっちのセリフだ。テメェなんぞにこんなことされる筋合いはねェ。・・・帰る。」

そう言ってノイトラは僕の宮を出て行った。


ああ、本当に忘れてしまったのか?

僕の事を。


゛ノイトラ―――゛


引き止めようと名を呼ぼうとしたけれど、唇が痛んで声にならなかった・・・



昨日まで近くにいたのに。

昨日まで僕を愛してくれていた筈なのに。

今はもう頭の中さえいないなんて。





僕はしばらくその場で、何も考えられずただポツポツと唇から滴る血を眺めていた――――









To be・・・・・
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