Short novel

□悪戯(前編)
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いつもいつも僕ばかり

君にイイ声を聞かせて

不公平だと思わないかい?



だから今日は

僕も君の声が聞きたいと思ってさ












悪戯














「よォ、ザエルアポロ。」
「おや、いつの間に僕の部屋にいたんだい?」
「今来たばっかだ。」

そう言ってノイトラはザエルアポロの宮にあるソファに腰を下ろす。

「紅茶でも飲むかい?ちょうど今やっていた実験も終わったところだよ。」

ザエルは手袋を外しながら問い掛けた。

「あァ。てめェの事だ、また変なもん開発してたんだろ・・・」
「失礼な事言わないでくれ。僕はこれでも科学者なんだ。物を作り出したり改造したりするのが楽しみなんだよ。」

紅茶をいれながらザエルは抗議する。
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