裕次お兄ちゃんのコレクションシリーズ
□御堂さん編
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「それにしても瞬くんって、髪の毛結んでるのが似合うよね。
長いからかな〜??」
「幼稚園の頃も、大体結んでたかな。」
「そういえば、御堂さんも髪の毛長いほうじゃない??
修一お兄ちゃんが短いから、そう思うだけなのかな〜??」
「要さん??
要さんは学生のころ、よく髪の毛結んでたよ??」
「えぇっ??」
〜御堂さん編〜
「とは言っても、家では結ばなかったから、ここにはその写真はないな〜。
修一兄さんのアルバムには写ってるかも。」
「それはぜひ見たいっ!」
「みんなのアルバムは書斎に揃ってるよ??
行ってみる??」
「うん!」
「あ、あった☆体育大会のときのだ。」
「かかかっこいい/////」
「あ、どもったね??」
「どどもってないもん!」
「ほら、またどもった…☆」
「…ハイ、どもりました…。」
「あははっ☆」
「でも、なんで学ラン??
御堂さん、西園寺学院じゃなかったの??」
「いや、一緒だよ??
このころの西園寺学院の体育大会には、ちょっとしたイベントがあってね。」
「イベント??」
「そう。
生徒会役員の応援合戦があったんだ☆」
「御堂さんも生徒会入ったんだー。
あ、でも似合いそう…。」
「普段はブレザーだけど、応援団はやっぱり学ランだからね♪
まだ生徒会室には残ってるんじゃないかな〜…。」
「あ!じゃあ今年は雅季くんたちがやればいいよねっ!
雅季くんの学ラン姿も 見てみたいっ♪」
「学ラン姿はいいかもしれないけど…。
雅季が人前で声張り上げて、応援合戦なんてするかなぁ…??」
「…まず、無理ですね…。」
「ですね☆」
そう言って、2人で顔を見合わせて笑った。
【続く】
08'09.14 KAHIME.