ShortT
□手作り料理
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「銀時、来てやったぞ!」
「おぅ、何だ?何持ってき………」
チラッと玄関を見ると、ヅラは何も持っていなかった。
「おいてめっざけんなよ。やっぱ爆弾食わされるのか?」
「手ぶらだからと言ってナメるんじゃないぞ。よく見ろ!リュックを背負っているだろう」
リュックが白かった為気付かなかったが、よく見たら背負っていた。
気付くかよそんなもん!
「…で?そん中には何があんだよ」
「フフン…やはり予想出来ないようだな」
……何コイツ。
ものっそいウザイんだけど。
当ててほしいのか?
ヅラの好きそうな物…
「……蕎麦(そば)?」
「モヤッと。」
「何だよモヤッとって。IQサ○リか?IQサ○リの事なのか?」
「スッキリ〜スッキリ〜」
「うぜェェェッ!!」
大体古りーんだよ!!
もうIQサ○リはとっくに終わったわアァ!!!
毎週見てたのに終わったわァァ!!!
「んだよ解んねーよ。つか、どーせ後で解るだろ?」
「スッキリ〜スッキリ〜」
「じゃあ、もういーじゃねぇか!」
「モヤッと。」
「俺はてめぇにモヤッとだわァァ!!!」
なんなんだよコイツ。死んでくれよ頼むから。
つーか死んで下さいお願いします。
「さぁ早くしないと【たいむあーっぷ】だぞ」
「何で平仮名?もういいよタイムアップで。料理って、俺が答えられないヤツだろどーせ」
「スッキリ〜スッキリ〜」
「死ね!!」
そんなこんなで一時間経過した。
……って一時間んんん!!?
「ヅラァァ!!てめっ俺の貴重な一時間が…コレッ…人生で一番いらない時間だったよ今の!!」
「仕方ない…【たぁーいむあぁーーぷぅぅ】!!」
「はいはい。答えは?」
「正解はなぁ………桂小太郎特製超甘口カレーだ!!」
「何だよカレーかよ!結構普通じゃねーか!」
ヅラの事だから、なーんか変な組み合わせ的な奴かと思ったのに。
「…カレーだったら俺でも答えられる解答じゃねーか…」
俺としたことが…。
クソ、深読みし過ぎちまった。