ShortT

□つまんない
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『…こちら山崎です。副長ですか?』


土方さんは必死にポケットから無線機を取り出した。


「山崎っ…ん…こちら土方…だ…っ」

『…っふ、副長ォ!!?』


土方さんエロすぎにも程があります。


『大丈夫ですか副長!!?沖田隊長に何かされてるんですか!!?』


山崎、まる聞こえだよ。
あとで覚えてろィ。


「な、何にも…っン…されてなんか…ねーよぉ…」


土方さんさぁ

途中の“っん”っていうのがあると、ほんっとに何かしてるみたいだからやめろィ。

こっちまで本気で押し倒したくなるだろーが。


「な、んだぁ…何かあったか…っ?」


…これ以上電話させると本気で怪しまれる。

土方さんには悪いと思ったが、無線機を無理矢理奪った。


「沖田、変わりやしたー」

『何ですか今の副長!!?どうしたんですか!!?やっぱり隊長が拘束とか何か良からぬプレイを…』


拘束プレイか。中々いいなそれ。…じゃなくて。


「山崎後で八つ裂きにして川に流すからねィ」

『えぇっなんで!?』

「それより、用件」

『あ、そういえば。今から幹部で緊急会議があるんです!!すぐ来て下さい!!』

「ふーん、了解」


これで屯所へ帰る理由が出来た。


「土方さん、今から緊急会議らしいでさァ」

「なっ!?き…きんきゅ…う…?」


…そろそろ理性を保つのが難しいかな。うん。


「行きますよ〜、屯所へ。」

「………あ、ぁ。ケホッ」


そうして俺達はようやく屯所へ戻った。
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