ShortT

□酒の酔程恐いものはない
2ページ/9ページ

もう既に夜中だが、そんな事は関係なく盛大な宴が行われようとしていた



…因みに俺は強盗犯を拷問にかけて全てを暴きださなければならない…。




「チッ…総悟、俺は犯人の後ろ楯を明確にしてくるから悪ィが参加しない」



「あららーそれはそれは可哀相にー。頑張って下せェ」



「棒読みじゃねェかアァ!!!…言っておくが、絶対万事屋に手ェ出すなよ」



すると、総悟は心外といった表情をした



「何言ってんですかィ。俺がアンタの言い付けなんざ守るとでも?」



「なっ………!」



クソッ……



「フン…、てめーが手ェ出す前迄に終わらせてやんよ」




そう言ってその場を後にした





拷問部屋に向かおうとした時、山崎が走ってきた



「副長ー、新八君とチャイナが門で待ってますよ」



「は?新八とチャイナ?」




新八って…あの眼鏡だよな

何かあったのか?



仕方なく門まで足を速めた



「あっ、土方さん!」


「何だ?」


「マヨラー、銀ちゃん返すヨロシ」


「は?」


「ちょ、神楽ちゃん!!ストレートに言い過ぎ!!」




………何だこの2人…。




「万事屋か?今日はアイツ自分からタダ酒飲めるとか言って屯所に来た。俺達ァ何にも促したりしてねェよ」



「……土方さん。そこなんですよ」



「………?」



「銀ちゃんは酔うと大変な事になるネ」



………………。



大変な事になる?



「チャイナ、そりゃどういう意味だ?」



「銀ちゃん、お酒飲み過ぎると見境なくなるヨ」


「そうなんです。銀さんはお酒は飲めますが本当に飲み過ぎると…見境がなくなります」




「見境?何の事だ」



「何をしだすか分からないって事です。」


「そーなる前に銀ちゃん返すヨロシ!!」



………何言ってんだ?



「まァ、別に俺が呼んだ訳じゃないからな。それに、万事屋が望んでいるならいいんじゃねぇか?」


「でも……」


「……心配ネ…。大丈夫アルカ?」


「あぁ。…てか、そんなに酒癖悪ィのか?」


「さ、酒癖っていうか…」








銀さんは…泥酔状態になると、誰しも構わず…襲い掛かるか、誘ったりします。」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ