ShortT
□どうして貴方は
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結局、後の書類は全て局長と副長の二人で片付ける事になった
局長、可哀想に…
「総悟てめっ、もし近藤さんが少しでも体調崩したらてめーのせいだからな」
「大丈夫でさァ。近藤さんは馬鹿マヨラーより丈夫ですぜ」
「こんの野郎……っ!!」
「ちょ、二人とも止めて下さいよ…」
また振り出しに戻ろうとしたので、仕方なく慌てて入った
すると副長は一度舌打ちをしながら後ろに振り返った
ふぅ…、何とかおさまった…。
「もう、沖田隊長もいきなりバズーカとか発泡しないで下さ……。」
話しながら横を見ると、明らかに副長を目で追っていて、且寂しそうな表情をした隊長がいた
視線に気付いたのか、慌てた様に振り返り言葉を発する
「あ、あぁ…バズーカですかィ?バズーカってなァ俺にとっちゃ体の一部だからねィ!!」
珍しく動揺…してる?
沖田隊長の場合分かりやすい…。
いつもクールだから。
「隊長、本当にいいんですか?」
「…何が?」
「副長…の事です」
「っな……」
沖田隊長は大きな目を見開いて驚いていた
「沖田隊長…副長ばかり目で追ってましたよ」
「何言って……」
意味が分からないと言わんばかりに首を傾げる
そういう行動、止めてほしいです。正直…。
ていうか、この会話を誰かに聞かれるのはまずいな…
「隊長、ちょっと来て下さい」
「え…?」
俺は隊長の腕を掴み自室へと無理矢理連れていった