ShortT
□禁じられた遊び
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「どわッ!寒ィ・・・!ーーーったく総悟の奴また夜回り人に押しつけやがって・・・」
冬の突き刺すような寒さに背を丸め土方は軽く舌打ちする
一緒に夜回りに来ていた山崎が「しかたないですよ」と困ったように笑う
土方も諦めたようにため息をついて再び歩き出した
10分後、歌舞伎町で最も小さな公園[大江戸公園]に近付いた時、山崎が「あれ?」っと声をあげた
「どーした山崎」
「あっ・・・ちょっと公園に人影が見えたもんで・・・」
「人影ぇ?」
馬鹿な、、、今の時刻は午後11時
こんな夜ふけに人がーーー?
「山崎ィ・・・」
「はい?」
「帰るぞ。」
「はい・・・ってはぁぁぁ!?ちょっと副長待って下さいッ」
くるりと後ろを向き帰ろうとする土方の腕を山崎がガシッと掴む