novel

□Let me monopolize it
1ページ/3ページ



今日の昼休みは特別だった。


「土方さーん昼飯食いにいきやしょー」
俺は空かさず土方さんを誘った。
「あ、あぁ…近藤さんは?」

「委員長だけの集まりあるらしいですぜ?」

「へぇ…」

そう今日は土方さんと
2人きりでお弁当タイム
土方さんを襲えるチャンスでさァ

とりあえず
教室は人が居すぎる
あまり人気のない中庭を
チョイスした。
――――

それから
座りこみ食べ始める。
そして
タイミングを見計らう
だが、思わぬ邪魔が
入りやがった。


「あれー?土方くんじゃーん」
そう、この憎たらしい
アホ天パ
コイツも土方さんを狙ってやがる
「あ、坂田」

「って、総一郎くんも居るんだ」アイツはコッチを
うざったそうな目で見やがる

「ええ、居やすよ。俺たち幼なじみの仲良しなんで」
坂田を睨みつける
「あっそ」

「なにお前等苛々してんだよ?」ホントに鈍感なお人でィ
まぁそこが可愛いんですけどねェ

「ねぇ俺も混ぜてよ、1人で弁当って結構寂しいんだよね〜」
坂田はとにかく俺の邪魔を
したいらしい。

「別にいいけど、な、総悟」
キョトンと問いかけてくる
あまりの可愛いさに
首を横に振ることができなかった。
なにやってんでィ俺
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ