戦国BASARA

□愛を知る者
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「Heyユメ!!今日もいい働きだったな!!!」


「ありがたきお言葉ー・・・。」


「心こもってねぇな、おい。」


「そんなことないですよー。」


「おまけに総大将だとも思ってないようだしな。なんだお前、それでも伊達軍か。」


「勿論伊達軍ですよー当たり前じゃないですかー。」


「Shit!!」


「ユメ!!政宗様になんというご無礼を!!」


「別にいいじゃないですか、私だって一応武将なわけですしー・・・安心してください、小十郎の悪口は言いませんから。」



へらりと笑うと小十郎さんが溜め息をついた。



「あのな、ユメ・・・そう言う問題じゃなくてな。」


「小言は聞き飽きたぜ小十郎!!」


「俺の真似すんなよ。微妙に似てるしよ、ムカツクな。」



「って事でいい働きをした私は休暇有り!!やったね!!ありがと筆頭!」


「おい、ちょ、待て!!」


「待ったなし!!筆頭が待てって言ったって待つ奴なんか伊達軍しか居ないよ!勿論私以外のね!」


「ユメ!!」



走り去ろうとした私の手を筆頭が掴んだ。

吃驚して思い切り振り払うと筆頭も小十郎も驚いた顔をしていた。



嗚呼・・・やっちゃった。

筆頭もしまったとばかりに顔を歪めた。

小十郎に怒鳴られるかと思ったけど小十郎もなんとも言えないと言うように眉間により深くしわが刻まれた。



私だって驚いたさ。



筆頭振り払うなんて、前代未聞でしょ。

とかいいつつ前も一度だけやっとことあるけど。

その時事情を二人には話してあるから二人共こんな顔してるんだけどね。




「「・・・・・」」


「ユメ・・・」


「ごめん・・なさい、政宗様。」


「!」



もう一度手を伸ばしてくる筆頭を見て部屋を去った。







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