戦国BASARA
□Rain Day
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「Hey!ユメ!そんなに急いでどうしたんだ?」
「ちょっとね!」
「ユメ!!廊下は走るな!」
「小十郎先生!説教はまた今度にして!!」
今年一番の頑張りだよ、これ。と思いながら走り続ける。
残念ながら本人は本気だがそこまで速くない。
ユメは夏は風通しがよくて過ごしやすい4階を今は恨めしく思った。
急いで靴に履き替えて雨に濡れようが構わず外に出た。
「さ・・・・佐助!」
校門を飛び出したと同時に佐助の名前を呼ぶと傘を差していた人物は顔を上げた。
「・・・・ユメ?」
スーツ姿の佐助。
程よく着崩していてユメは見惚れた。
「ちょ、なんで傘差してないの!?」
風邪引いちゃうでしょ!と見事なオカンっぷりを発揮させる佐助はユメに駆け寄って傘に入れた。
「傘忘れたのー」
「今日の降水確率何%だか知ってる?」
「んー・・・20%くらい?」
「逆だよ逆!80%だよ!」
俺様びっくりだよ!と言う佐助にえへへーと笑うユメ。
「天気予報見なかったの?」
「時間無かったのー」
「ユメー??」
「わ、わかったよ!今度からちゃんと見るよ!」
「どうだか・・・・」
「あ、そうだ!ねぇ、なんで今日迎えに来てくれたの?」
「早く仕事が終わったの。んで世話の焼ける誰かさんはきっと天気予報見ないから傘持ってないだろうなーと思って迎えにきたの!!」
「あー・・・ごめん。」
「まぁそう言うところが可愛いんだけど。」
「さ、佐助!」
「あらあら照れちゃってー。」
「照れてなんかないもん!」
子ども扱いしないで!とユメが言うと佐助が困ったように笑った。
「別に子供扱いしてないんだけどなぁ・・・・」
「だって佐助と2つ違うもん。」
「そりゃユメは年下だけど俺様のコイビト、だろ?」
「そうだけど・・・・」
「それにユメが可愛いのがいけないの!はい!俺様悪くな〜い」
「むっ・・・」
ちょっと不機嫌に頬を膨らませるユメに佐助は愛しそうな目でユメを見、微笑んだ。
「帰ろう?ユメ。俺様お腹すいちゃった。」
「じゃぁ買い物して帰ろうよ。」
言っておくけど私の家の冷蔵庫何も入ってないよ、とユメが言うと佐助は目を見開いた。
「えっ!?ついこの間買い物行ったばっかりじゃなかったっけ!?」
「そうだけど、私の家皆遊びに来るからさ。」
かすがとか、政宗とか〜・・・と指を折りながら友達の名前を言っていくユメ。
男の名前があがるのは彼氏としていただけない。
佐助が一刻も早く良い物件見つけて二人で暮らそうと決心したのは言うまでも無い。
Rain Day
(あ、政宗から電話だー)
(竜の旦那?)
(もしもしー??)
―Hey!ユメ!今日お前ン家遊びに行っていいか?
(今日は佐助が居るのーごめんねー。)
―Ah?猿?ユメ・・・浮気とは良い度胸じゃねぇか・・・仕置きが必要らしいなぁ?
(ちょっと!浮気じゃないから!!ユメは俺様のなんだからねッ!)
(佐助、声大きいって・・・)
―元親とか誘って行くから覚悟してろよ猿!
((はぁ・・・・結局二人にはなれないのね・・・))
ションボリ佐助('・ω・`)
アトガキ
零様8888hitリクエスト
佐助現パロ甘夢でした!
甘・・・?
糖度の加減ラインがいまいちよくわからない管理人です。
零様リクありがとうございました♪
大分遅くなってしまいました・・・orz
これ実は梅雨に書いていたものなんですよね←
雨ネタでいこう!と思って書いてたら夏まで引っ張っちゃいました・・・><
申し訳ない・・・
零様限定お持ち帰りよし、
放置よし、置いて帰るのよし、でございます。