戦国BASARA
□メロンパンに恋をして
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
「おっそいなぁ･･･」
売り切れてたのかな??
チカの事だからメロンパン争奪戦とかやってそうだな･･
怪我とかしないで欲しいんだけどなぁ･･･。
あー･･･お腹空いた。
そんな事思っていると教室のドアが開いた。
「･･･あれ、こたろ??なんでこたろ??」(※小太郎)
がさごそと取り出したのは私が今まさに食べたいメロンパン。
「こたろメロンパン好きなの??私と一緒!」
笑うと優しくこたろも微笑んだ。
「こたろは足速いから一番乗りでしょ??すごいなぁ。」
「････」
「････こたろ??」
いつになっても食べる気配がない。
私の机にメロンパンをポンと置いて頭を撫でた。
「くれるの??」
聞くと小さく首を縦に振り笑った。
「･･･ありがとね。でも･･･」
いいかけてた所にまたドアが開く音がした。
誰かと思ったらクラスの皆。何故か全員息が上がってる。
「皆･･??どうしたの??」
見ると普段走ったりしないだろうと思われる元就も走ったみたいで凄い疲れてる。
相変わらず変な制服だよね。
一応指定の制服あるんだけどさ、指定の物着てればいいみたい。
どんなに着崩しても怒られはしないけど、それないよ、元就。
全身黄緑なんだもん。黄緑の学ランなんて、ある??あったとしてもこんなに黄緑色してる学ランないよ。
これでも生徒会会長だなんて･･･この学校終わりじゃない??
「ユメ殿ぉ!!某のメロンパンを貴殿に捧げまする!!」
「Honey!!メロンパンやるから元親のところより俺の所来いよ!!」
「愛は押し付けるもんじゃないぜ、政宗。愛ってのは相思相愛!!」
「とか言いつつ前田の旦那もあげてるじゃない。」
「そう言う佐助もどうなんだよ!!」
「俺様甘いものとか自ら食べようとは思わないし〜。
旦那にあげるつもりだったんだけど旦那自分で買っちゃったからさ。」
「ええい!!退け、お前達!!ユメにメロンパンを渡すのはこの毛利元就よ!!」
「なに言ってやがんだ毛利ぃ!!普通は頼まれた俺だろうがよ!!」
皆でギャーギャー騒いでる内に休み時間を堪能した女子達やカップル達が帰ってきた。
「あ、昼休み終わっちゃったね、こたろ。」
「･･･」
小さくこたろは頷いて自分の席についた。
他の皆も席に座ったのはいいけど
「こんなに食べれないよ。」
皆座る前に私の机にメロンパン置いていった。
学食のメロンパン全部買い占めたみたいになってるんだけど、私。
「ユメ??あんたこれで授業する気??」
「まっさかー･･･」
頼んだのは一個なんだけどなぁ･･･。
「祐ちゃん食べる??」(祐ちゃん=お友達)
「私食べたばっかりだから要らないよ。
あ、でも学食のメロンパンって食べたことないから一つもらおうかな。」
メロンパン一つを前の席の友達にあげた。
残りは多数。
これじゃぁ授業も出来ないから鞄の中に入ってるエコ袋を取り出してメロンパンを入れた。
―――
放課後日直だったので日誌を書いてメロンパンの山を見た。
「･･･今日の夜ご飯もメロンパンかなぁ･･･。」
「明日もだろ。」
「チカ!!」
「ほら、帰るぞ。」
「うん。」
「お前、俺に頼まなくてもメロンパンなんざ食えるんだよ。」
「いーの!!メロンパンが山になってもなにになってもチカから貰ったメロンパンがいいの!!」
「変わんねぇだろ。」
「チカの馬鹿!」
「あぁ!?」
「チカは特別なの!!いい!?」
「お･･･おぅ。」
「よし、帰ろう。」
日誌を教卓に置いてチカと下校。
「俺が買ったパンなんてもうどれだかわかんねぇだろ。」
「そんなことないよ、ほら。」
袋の中から一つ取り出してチカに見せた。
メロンパンの袋に「チカ」と書いておいたのだ。
周りにはハートの落書きが沢山。
「･･･バカが。」
そう言って照れくさそうに顔を逸らすチカが大好きな私。
これからもずっと
「一緒だからね。」
「あ??あぁ、当たり前だろ。」
メロンパンに恋をして
(チカから貰ったメロンパンが一番美味しいよ、きっと。)
(そうかよ。)
(明日はチカにお弁当作ってあげるよ。)
(･･･(よっしゃぁ!!!!))
次の日は弁当の争奪戦でした。
もちろん私はメロンパン。
チカから貰ったメロンパンは一番最後に食べるの。
FIN
†:.｡.:+ﾟ+:.｡.:†アトガキ†:.｡.:+ﾟ+:.｡.:†
意味わかりませんね、コレ。
しかも管理人高校生じゃないから食堂とか学食とかよくわかりません＞＜
捏造でなんとかしちゃいましたが普通メロンパンが一番人気とかありえないorz
一番人気ってやっぱりカレーとかですかね??←
「私の学校○○だよ!」と教えてくださる方、掲示板によろしくおねがいします!!(ェ
戻る
2009.6.9
6.20 引越し
7.22 編集