薄桜鬼
□みつけて、幸せ
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「ユメ」
「総司、なんだ」
「暇」
「そうか」
「・・・・・」
「・・・・・・」
「ねぇ」
「なんだ」
「ユメ遊ぼうよ」
「悪いが他当たってくれ。俺は執務がある。」
「そんなのいいから」
「いやダメだ。今日が最終日なんだ。」
「・・・・」
「副長の雷は食らったら死ぬ。悪いな。」
「・・・・・」
「総・・・うぉ!!」
総司に背を向けて机にかじりついていたユメは総司からの返答がなくなったのを不思議に思って振り向けば目の前には総司が居た。
鼻を掠める程近くに居た総司に驚いたユメ。
「なんだよ」
「こんなのいいから。」
「いや、総司がよくても俺にとってはよくないんだって。」
「だってつまんないんだもん。」
「つまんないんだもん、って言われてもなぁ・・・。子供と遊んで来いよ。」
「ユメが居なくちゃいや。」
「いっつも俺居なくても遊んでんだろ。」
「いや。」
「じゃぁ平助で遊んで来い。」
「平助くんと、じゃなくて?」
ははっ、それもいいかもね。なんて総司が言うから大人しく引き下がってくれるだろうと思ったユメは肩を撫で下ろした。
「でも、だめ」
「はぁ?」
「今日はユメと一緒に居る。」
「居るだけなら何も言わないけどな。」
そう言えばいいよ、なんて言ってくる総司だったが総司が大人しく居てくれるわけが無い。
今日は面倒な奴に捕まったな、と思いながらも執務を続ける事にしたユメ。
***
「ユメー」
「なんだ総司」
「・・・・もういい。」
「・・・・」
不貞腐れた総司はその場にごろん、と寝転がった。
部屋からは出ないんだな、なんて思いながらも耳だけそちらに意識を向けて
早く執務を終わらせて総司と遊んでやろう、とユメは考え筆を奔らせた。
**
「よしっ、」
とんとん、と書類の束をそろえて机の端に置く。
後ろを振り返れば寝転がってる総司の姿。
「(子供か、お前は。)」
不貞腐れ、そのまま寝てしまったらしい総司。
「んー!!俺も眠い!!」
「っ!?」
仰向けに寝ていた総司の腹の上に倒れるユメ。
いきなりきた衝撃に総司も飛び起きた。
「おはよー総司くん。」
「もう少し優しい起こし方できないの?」
「いーのいーの。今だったら遊んでやってもいいぞー?」
「・・・・・ふーん?」
一瞬で総司の目つきが変わったのをユメは目撃した。
やっぱりやめた、と口を開いた瞬間ユメの視界は反転していつのまにか総司の後ろには畳みじゃなくて天井があった。
「・・・総司なんのつもり」
「僕を放っておいたお仕置き、しなくちゃね。」
「おい、」
「さすがのユメでも許さないから。」
「おい、総司」
「言い訳は、聞かないよ。」
「んっ!!」
「ははっ、可愛い。」
「ちょ、そう・・じ!」
「なに?」
「なに、じゃなくて」
なにしてんだよ、なんて言えば接吻、かな?なんて返された。
いや、それは分かる。
「ってそうじゃなくて。」
「??」
「あの、なぁ・・・。」
「まぁいいじゃん。一回やってみたかったんだ、ユメをいじめるの。」
やっぱり可愛い。
本当だよ?もっと可愛がってもいい?
はっ、として顔を上げれば楽しそうな顔をしていた総司が、居た。
「・・・もうすきにして。」
「可愛いこと言ってくれるね。もうどうなっても知らないからね。」
「ばっ!違う!!そういう意味じゃない!!聞け!総司!!!」
これが幸せというものなのかまだ分からないけど
(総司!)
(だってユメ可愛いんだもん。)
(男に可愛いとか言うな!!)
(男?じゃぁ調べてみる?)
(いい加減にしろ!総司!)
(はいはい、お楽しみは夜に取っておくから今は、遊ぼう?)
(はぁ・・・・)
FIN.
10.10.10
アトガキ
22222hitリク連載主で総司夢でした!
結局何が書きたかったんだって感じの作品になってしまいました・・・orz
名前変換の所を髏輝にするかリクしてくださった桜様の名前を借りようか悩みました・・・('・ω・`)
しかし連載夢主だという事を皆様にご理解いただけるように連載夢主の名前に致しました。
桜様、もし桜様の名前にしてほしいといってくださればすぐに変えます!!
そしてリクエストありがとうございました^^
こんな駄文で申し訳ありません><