短編小説②
□神の傀儡
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ある時、全知全能なる神は己の手伝いをするモノとして、傀儡をお創りになった。
たくさんの傀儡が生まれたが、偶然なのか、必然なのか、ただ一人を除きすべてのモノには【こころ】がなかった。
【こころ】ある傀儡も他のモノと同じように神の仕事を遂行していたのだが、ある時から他のモノとは違いだんだんと苦悩し始めた。
それ以来、神は【こころ】ある傀儡に興味をもち何かと気に掛けるようになった。
そんなある日、【こころ】ある傀儡は考えても考えても答えの出ないであろう事を考えていた。
『神の傀儡(かみのかいらい)』