短編小説@
□遊園地
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コンコン。
「弥生?ご飯だぞ。」
「は〜い。」
弥生は呼ばれて部屋を出て行った。
弥生が部屋を出る時に中が見えた睦月、服が並んでいたのが見えた。
「弥生はあんなに服を広げて何してたんだ?」
何かしら無性に気になって聞く睦月。
「ん?服?ちょっと明日の服をね選んでたの。」
「明日?どこか行くのか?」
「えっ?うふふふふ、ナイショ〜。」
いつになくご機嫌な弥生の様子にピンと来た。
「・・・流斗とデートか?」
「さぁ、どうでしょう?そんな事よりご飯だよ、ごはん。皆待ってるよ〜。睦月兄さん。」
と言い睦月をその場に置いて食卓に向う弥生。
「お、おい。弥生、教えてくれないのか?」
そう言いながら食卓に向う。
「ナイショだも〜ん。」
弥生の返事を聞き、これは文月達と話合わなければと思う睦月であった。