短編小説@

□遊園地
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夕食後。

「文月、葉月、ちょっと俺の部屋まで来てくれ。」


「で?どうしたんだ?」
「そうですよ、そんな顔して僕達集め・・・いや・・・そんな顔をしているって事は弥生姉さんがどうかしたのですか?」

文月と葉月が睦月に聞いた。

「さっき、弥生の部屋に行ったら部屋中に服を広げて明日の服を選んでたんだ。何処に行くのか聞いたら教えてくれなかった。
・・・多分・・・流斗とのデートだと思うんだが・・・。」

「「ああ、それはリュウ(さん)とのデートだな。(ですね。)」」

文月と葉月は同時に言った。

「やっぱりそう思うか?」
「思う。」
「思います。弥生姉さんは隠してるつもりかもしれませんが、わかりやすいですからね、姉さんは。」
「そうだよな!!俺は心配で心配で・・・(以下エンドレス)」

睦月はいきなり叫んだかと思うとブツブツと言い出した。
心配で仕方が無いらしい。

「文月兄さん、睦月兄さんの心配病が始まってしまいましたね。」
「そうだな。こうなったら止められないから少しほかっておこうか。」
「・・・そうですね、睦月兄さんは弥生姉さんの事となると人が変わってしまいますからね。」
「ああ、俺達も人のことは言えないけど兄貴は特別だしな・・・。」



しばらくして、睦月の心配病は落ち着いたらしい。

「それでだな、明日、弥生に気が付かれない様に後をつけようと思うんだが、お前達何か用事はあるか?」
「ない。」
「ないですね。」
「じゃあ、決定な。」




こうして弥生の知らないところで話が進んでいた。



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