06/25の日記

12:00
フォアザチーム
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台本がある。台本にはお話の流れが台詞を駆使して書かれているし、台詞を駆使してキャラクターの方向性を示しています。台詞が指し示す状況やキャラクターを駆使してドラマを構築しテーマを浮き彫りにさせる。

それらのことを俳優が自分の肉体を駆使して具現化していく。

俳優はドラマを構築する為にその意図に沿う感情を構築し、肉体を駆使し表現する。自分が創り出した感情を表現するだけならいくつも表現手段はあると思います。でも自分が創り出した感情を作品の意図に照らし合わせるとそれほど表現手段はないんじゃないかなと思うわけです。

たとえば演出家が木村拓哉さんのような芝居を求めたとして、その芝居が出来る俳優がいなければ、それは絵に描いた餅になるわけです。もちろん俳優本人が木村拓哉さんの芝居をしようとしても出来なかったりするわけです。これはクオリティの問題だけではなく、俳優としてのキャラクターの問題も含みます。含みますが、俳優が自分本意な芝居をし続けると、それはそれで絵に描いた餅になると思うわけです。

だから俳優の皆さんは今のおっさんジャパンのように勝つために自分は何をすべきかを考えて欲しいわけです。

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