03/14の日記
18:20
本末転倒
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たまに「どんなキャラがいいんですか?」と聞かれることがあります。
この質問案外答えにくかったりするんですよね
だから私はよく「どんなのがしたいの?」と質問返しします。
どうしてこの質問答えにくかったりするのでしょうか?
私が思うに「キャラクター」の捉え方が人によって違う気がするからです。
では何故そう思うか…。
「どんなキャラがいいんですか」
この質問に私が何も考えず答えるとするならば「本を読んで」となるからです。
私はこう考えています
芝居におけるキャラとはそのキャラクターが作品の中で成すべきことだと…決してぶれない根幹だと
決して目に見える部分ではないと
「与えられた役割を消化しなくてはいけないことくらいはわかっている。その役割を果たすためにどんなキャラがいいのかを聞いているんです」
って感じでしょうか?
そういう人に限って喋り方・テンポ・リズム・音域・所作・動作にこだわりやがて与えられた役割を忘れてしまう…
そう…いわゆる「本末転倒」ってやつです。そして厄介なことにそういう人に限って自分がしていることが「本末転倒」だと気づいていなかったりする…
確かに音域やテンポ・リズムが被り観にくくなることはあります。
でもそれはそこにしか固執していないからだと思うわけです。
芝居はあくまでも芝居であってテクニックの見本市ではないのです
テクニックがキャラをつくるわけではありません。役者が本来しなくてはいけないこととは、台本上最初から最後まで絶対にぶれない根幹(キャラ)をつくり練り上げいき、それをテクニックでデコレーションすることだと思います。
貴方は「本末転倒」になっていませんか?
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