05/22の日記

02:19
繊細
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今月の台本読解は一月かけて小作品を作ろうと思っています。ワープロ原稿で2ページ弱の台詞を受けてその後、即興芝居でシーンを終わらせるといったものです。
初日は西川とよこがわさんの二人が面白いものを見せてくれました。ただそこはやっぱりワークショップ…面白いなら更なる高みを目指しましょう(笑)

ちなみに…パワーアップしたこの小作品は6月1日の21時からやります。お時間の都合がつく方は観にきてくださいね。

本題に戻ります。打ち合わせを経ての即興芝居なので当然ですが自分たちが決めたストーリーに進もうとします。その際、説明台詞が増えてしまいがちです。もちろん二人もそこは意識していたみたいなのですが…「状況」や「感情」は言葉を使って表そうとするとやはり説明台詞になると思うわけです。これは非常に難しいですね。俳優なのでいい台詞を生み出すことを望んでいりわけではありません。

エチュードを作る時、台詞を使って「状況」を伝えなくてはなりません。そしてキャラクターの「心情」も観客に伝えなくてはなりません。なりませんが、説明台詞だと紙の上の「心情」しか伝わらない気がするわけです。「紙の上の心情」とは台本の進行を伝えるものだと思うわけです。もちろん「状況」も台本の進行を伝えるものです。

物語の進行は大切です。でもキャラクターがたつことも大切だと思います。特にワークショップですからキャラクターの心情がわかる演技を追求していいと思うわけです。もっと細かく感情を伝える。細かくてそれでいて強い感情を観客に伝える。極端にいうと「台本の進行」や「状況」より「キャラクターの心情」が観ている者にダイレクトに伝わる芝居を求めていいと思うんです。もっと究極で言うとわからない人は流してしまうけど、わかる人は号泣する芝居を求めていいと思うんです。だってワークショップだから…。

しかしこれがコメディとなるとある程度台本の進行に沿っていったほうが…「状況」が解り易い方が望ましいと思います。笑いをとるためには観客の共有感は大きいほうがいいと思うからです。笑いをとるということに重きをおくとキャラクターのリアルな「心情」より「状況」をより細かく伝える方が必要だと思っています。

先週は前述の二人に林宗一郎くんが参加。同じシチュエーションをコメディに変換しようと三人が奮闘していました(笑)三人が打ち合わせをしているのを聞いていいプランが浮かびました。いや〜この台本読解講座いいですよ…おいらにとって(笑)ちなみに11月のアトリエ公演はこの台本読解から生まれた小作品を台本化してオムニバス作品にしようと思っています。

あ〜また脱線してしまった!!!
で、本日の結論!!!「いい芝居は繊細な台詞と演技と演出で出来ている」

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