05/28の日記

11:58
しゃべる
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脚本と小説の違いの一つに会話があると思います。極論を言えば脚本とはしゃべってなんぼの文学なんだとおもうわけです。

「しゃべる」、、、「会話」ではなく「しゃべる」、、、。

読者は文字から想像します。観客は俳優が放つ言葉を理解し俳優の肉体から想像するとおいらは考えています。だから、、、「しゃべる」なんです。

「感情」は何処で造られるのか?「心」ってなんですか?

お芝居は俳優をはじめとした作り手側が脚本を読み込み表現する芸術だと思っています。つまりは当たり前ですが、脳が入口になるわけです。そして自分が創り出した感情を他者に伝える為に言葉と表情を駆使します。

残念な役者はここまでな事が多いです。面白い俳優は、上手い俳優はプラス身体がしゃべると思っています。

愛の告白をする時、心臓が高鳴ります。怒りに身体が震えます。怒りで震える手と、アル中の禁断症状で震える手は違いは一目瞭然だと思っています。つまり身体はしゃべっているんです。

身体がしゃべれる俳優になって欲しいものです。

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