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□いつも僕を勇気づけた、その言葉
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乾いた大地、荒れた廃虚を見下ろす丘に、一本の大剣が突き刺さっていた。

久しく使われなくなってなお、鈍く光を弾く鋼。
その刀身に人影が映り込み、影が近づくにつれ、漆黒と淡い金色が鮮明になる。



「…久しぶり」

そっと柄を撫でて、教会から摘んできた花を大剣の根本に供えた。
言いたいことはたくさんあるのに、何をどう言えば良いのかよく分からないまま、口を開く。

「…元気だったか?」



もっちろん!



きっと黒髪をなびかせて笑っている。
懐かしい笑顔を思い出す。
あれから随分と時間はたったけれど、まだ彼のことを想うと叫び出したいような気持ちに襲われる。
そんな時は無性に彼の声が聞きたくなるのだ。


--空を流れる雲のように

どこまでも自由で

大地を潤す雨を運ぶ

おせっかいで、でも憎めない

優しかったあいつ--


「会いたいな」
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