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□空は快晴
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貴方達は私のお願いをぜんぶ叶えてくれるって云うけれど
本当の願いは一つだけ
ずっとずっと、一緒にいたい
空は快晴
出かけないともったいない。
そんな気にさせる日だったから。
さりげなく歩調を合わせてくれる彼と散歩に出たの。
繋いだ手はひんやりしていて気持ち良い。
上機嫌のアリスはちらり、と横目で様子を伺う。
傍目にはわからないが、なんだかビルの機嫌も良い気がした。
「ね〜ビルー」
「なんでしょう」
「ぎゅっ、ってして?」
「私たちのアリス。それが貴方の望みなら」
実はちょっとわがままを言って困らせたいだけだったりしたアリスは、すんなりと伸びてきた腕に目を丸くした。
いつもなら『もう子供の時とは違いますから』とか言ってしてくれないのに。
「変なの」
嬉しくて、アリスはにこにこ笑った。
「今日は優しい」
ほんとうは彼はいつもいつでもすごく優しい。
ただここまであからさまに甘やかしてくれたのは初めてかも、とちょっとドキドキしたのだ。
いつだって私ばかり好きみたいだった。