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□045 この温度差をどう埋めようか
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黄金の都平泉は白いベールに包まれていた

静かだと思っていたら夜の間に雪が積もっていたらしい
誘われるように温かい布団を抜け出して庭におりる
まだ朝と言うには早すぎる刻限

日は昇りきっていないが新雪のため明るい
初めて雪に足跡をつけるという栄誉を思う存分楽しむ

今自分が来ているのは白い夜着に赤い着物をはおったもの
白と赤のコントラストが目に美しいのも嬉しい

この庭は広いので真っ白な雪原に一点紅花が開いたようだ

ただ歩き回るのも満足したところでユキウサギをつくることにした
手頃な大きさに雪を固めていく
折りよく赤い実も発見して目につける
ふと白と赤から某兄弟を思い出した
見た目はそっくりなくせにあれほどにていないのも珍しい
弟が清らかな白なら、兄は毒毒しい程の赤が似合う

(そうだ、雪ウサ二つ作って兄弟にしよう)

さっそくしゃがみこんで雪をかき集め出す
望美を見つめる呆れた視線にも気付かず雪を固めていく


「そろそろ止めた方が良いんじゃないか。体を冷やして熱でも出たら…」

「九郎は心配性ですねえ」

「ばっ誰が!」

「大丈夫ですよ。ほら、ちゃんと一番の心配性が行きましたから」
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