裏置き場に行ってみたい!

□彼女の逆襲
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「・・・・・・」

(お、おいおい・・・。)

間近に感じるロザリンドの甘い香りに、クラクラと眩暈を覚えながら、アデルの心臓は早鐘のように鳴り響いていた。

好きな女からのしかかられるというのは、こんなにもドキマギさせられるものだったのか。

「・・・っ・・・」

再び唇を求められ、ゆっくりと応じる。

・・・彼女の方から、こんなにもキスを求めてくるのは初めてだ。

いつもは自分の方が、熱情にまかせて彼女に迫っているのに。

彼女を自分だけのものにしたくて。自分のことだけを考えて欲しくて。

せっぱつまったような切ない気持ちで。


(・・・こいつも今、そんな気持ちなんだろうか。)


そう考えると、キュウと胸が締め付けられた。

腕を回し、体勢を入れ替えて彼女に覆いかぶさる。

「・・・寂しかったか?」

彼女の耳元に食むように口付けながら、そっと尋ねてみる。

「・・・当たり前じゃ!この無礼者!」

返って来た言葉に、アデルは嬉しそうに顔をほころばせた。

拗ねたような声で、寂しかったと言ってくれる彼女が愛しい。



「・・・ごめんな。」

優しい声と共に、頬に何度も降ってくる暖かなキスに、ロザリンドは目を細めた。

もう、怒っていない。そう言う代わりに、そっと彼の背中に手を回した。

「・・・ん・・・」

不意に胸元にごつごつとした手の感触を感じ、小さく声が漏れた。

ゆっくりと全体を揉み解すようにやわやわと動く彼の手に、じわじわと快感が湧いてくる。

「・・・あっ・・・」

パジャマ越しに指の腹で敏感な先端を軽く押しつぶされ、電流のような甘い感覚が走り、思わず高い声が出る。



間近に聞こえる彼女の甘い喘ぎに、アデルはクラリと眩暈を感じた。

・・・何というか、いつにも増して色っぽい。

ドクドクと動悸が高まり、頭の芯と下腹部に熱が集まってくる。

「・・・っ・・・」

逸る気持ちを押さえながら、ボタンを開いた彼女のパジャマの間から手を滑り込ませ、直に乳房を愛撫し出す。

「・・・ん、あっ・・・」

乳首を摘み、くにくにと揉み解すと、一際高い声が彼女の口から漏れた。

乳首への愛撫を続けながら、空いた手を滑らせ、彼女の腰に這わせる。

彼女の喉元から鎖骨にキスを下ろしていくと、不意に彼女の腕が首筋に絡められ、アデルの心臓がドクンと跳ねた。


「ロザリー・・・」

「・・・・・・」

ロザリンドは無言で、アデルをキュウと抱きしめた。

顔を上げたアデルの頬に手を添え、スッと口付けると、アデルの体がギシッと硬直するのがわかった。

そのまま首を傾け、彼の頬、首筋にキスを降らせる。

「・・・っ・・・お、おい・・・」

恥ずかしがりの彼女からの不意打ちのような愛情表現に、著しく動揺したような声がアデルの口から漏れた。

「・・・・・・」

彼の狼狽ぶりに、クスッと暖かな笑いが込み上げ、不意に何だか意地悪をしたいような気持ちがロザリンドの心に湧いてきた。

彼の肩に唇を押し付け、ちゅ、と吸い上げる。

そのまま何度もキスを降らせながら、背中に添えた手をゆっくりと滑り下ろし、彼の下の方に触れる。

「っば、ば・・・馬鹿!おまっ・・・」

「何じゃ、動揺しておるのか?いつもは、余の体を好き放題にするくせに。」

「うっ・・・」

「・・・少しは、攻められる側の気持ちも味わってみるが良い。」

そう言ってキスと手の愛撫を続けながら、ロザリンドは、自分も普段の彼の気持ちがわかるような気がしていた。

恥ずかしさよりも、照れくさいよりも、ただひたすら、愛しい相手のことを欲しいと思う渇望が、自分の胸を占めている。

彼も、自分を求めて来る時、こんな気持ちなのだろうか。

「・・・お主は、余のものじゃ。」

ぽつりと呟いてみる。

「・・・他の女には決して渡さぬ。・・・どんなことが、あっても。」


「・・・っ・・・!!」

激しく込み上げてきた衝動に、アデルはロザリンドをギュウッと強く抱きしめた。

(・・・オレのセリフだ、それは!)

貪るように、彼女の体中に口付ける。

(・・・お前は、オレのものだ。)

「・・・んっ・・・!・・・あっ・・・っ・・・」

乳首に舌を這わせ、何度も舐め上げ、甘く吸い上げる。

(・・・この胸も)

「・・・やっ・・・あっ・・・!・・・んっ・・・」

(背中も、腕も、腰も、全部)

「ふ、あっ・・・!」

(・・・ここも)

「あっ・・・!」

すでにたっぷりと潤っている彼女の中心に指を触れ、ぐっと口を押し付けた。

くちゅ、くちゅ、と卑猥な音を響かせ、舌をうごめかせる。

「ああっ・・・!・・・んっ・・・あっ、あ・・・!」

指をそっと差し入れ、舌と一緒に愛撫する。

「んっ・・・!あぁ・・・・!あっあっ・・あ・・!!」

軽く絶頂を迎えた彼女から唇を離し、アデルは既に限界まで高まっている自身を押し当てると、ぐいと彼女の中へ突き入れた。
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