三千年ストーキングするのは純愛
□執事、決闘する(前編)
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『先ず私は人間ではありません、よく分かりましたね』
にっこり、といった風に笑うと自らそう言ったにも関わらず、ペガサスの顔が凍る
「人間でないならば、ユーは一体…」
『そうですね……デュエルモンスターズを開発した貴方なら、各地方の神話や精霊にもお詳しいでしょう』
「ええ、まぁ…」
『私の一族はいわゆる魔法使いでしてね、父方の祖母はヴィーラ、つまり私はヴィーラの血が入った魔法使いなんです』
「ヴィーラ……東欧の森の精、女しか居らずその美貌で幾多の男を惑わすという……」
『よくご存知で、私の魔力と、老けにくさの一端はここから来ています』