三千年ストーキングするのは純愛
□執事、決闘する(後編)
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「何!?」
「ぶ、ブルーアイズホワイトドラゴン!?」
「そ、そんな…あれは本当に、兄様のデッキ……」
本当にそろそろモクバ様にはネタばらししたくなってきた
彼女はお願いした通り、マハードに対して激しく威嚇をしてくれていて、感謝してもしきれない
マハードは鉄面皮だが、背にした主がだいぶ不甲斐なくなっているのには参っているように見えた
『ふっふっふ……驚くのも無理もないな……だがこれでようやく俺が、そしてこのデッキが、本物だと信じる気になっただろう?』
「ぐっ……」
『海馬瀬人は死んだ、そして復讐のためにここまでやって来た……信じるしかないだろう?』