三千年ストーキングするのは純愛
□執事、決闘する(前編)
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城に戻された私はモクバ様とまた引き離された
ペガサス自身に監視されては、文字通り手も足も出ない
「Mrエイレーン……ユーのパワーの正体は一体何なんでしょうネー」
寒気が強くなる、本気で読みにかかるようだ
『読まれる、くらいなら…私から、お話ししますよ』
ペガサスの眉が歪む
「ミレニアム・アイのパワーを知っているのですか」
『ええ、それのことは貴方が持ち主になる前から存じておりますので』
「それはまた、興味深いですネ……それについてもお話し頂けますか?」
『私の身の上話が終わってからお話ししますよ』