きまぐれHP
□Sly Canary. 01
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初めて見る教員席からの景色に興奮冷めやらぬうちに、上級生が大広間に入ってくる
何人かは私に気付いたようで、目を見開いたり、小さく手を振ったりしてきた
「マリウスは相変わらず人気じゃのう」
『校長先生ほどじゃありませんよ』
上級生が落ち着くと、いよいよ新入生の入場だ
マクゴナガル先生のあとをてこてこついてくる新入生の可愛さったらない！！
そんでもって組分け…まあ私はどうなるかざっくり覚えてるけども
「マルフォイ、ドラコ！」
《スリザリン！》
ほら即答、でもよかった…うわぁドラコ満面の笑みだよ天使天使、なんて考えてたら隣から
「エイレーン、その気色の悪い顔をやめろ」
なーんて言われちゃって
『え？スネイプ先生もしかしてジェラシーですか、私がドラコばかり見ているから…確かに先生のこともお慕いしていますが私年上はちょっ…い"っ』
そんなこの世の終わりみたいな顔で足踏まなくたっていいじゃないかセブ…
「ポッター、ハリー！」
ハリーちっちゃいなー…これからめきめき伸びるんだけど、帽子悩んでる悩んでる
《グリフィンドール！》
『よかったですねスネイプ先生』
「何がだ」
『帽子、ハリーにスリザリンを勧めてました』
うわ、またこの世の終わりみたいな顔