―銀―Soul
□WHITEorBLACK
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「ちょっ…?今仕事中…!」
「俺、そんなの知りやせんねィ」
暖かな今日、頓所の中には手元で作業するのにはちょうどいいぐらいの日の光が優しく差している。
割と快適な空間でたくさんの書類相手にペン先を向けていたとき、事は起きた。
「……?」
ペンが進まない。というよりも空に浮いているというのが正しいのだろうか?
とにかくいきなり落ち着いた空間での俺の仕事にピリオドを打った何者かがいるということが許せない。
犯人はもう分かっている…真選組一のドSこと沖田総悟。
現在、俺の手首は後ろから掴まれていて身動きが出来ない。
「総悟ォ!オマエもとっとと仕事しろ!!」
「相変わらず真っ黒な髪ですねィ…」
え…無視?
俺が言った事完璧無視なの?
というより…なんだろう、背後に大きな危険を感じるのは…
何故だろう…鼻をつんとつく香りがするのは…
やっと解放されたと思ったその瞬間
「その黒い髪、白く染めてあげやしょうか?」
この末恐ろしい一言は俺に一瞬で状況を説明してくれた
ペンキ…持ってやがる…